適応
1治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
2癌化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍
3癌化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌
注意臨床試験の対象となった患者の前治療歴等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解した上で,適応患者の選択 1
1)一次治療及び二次治療における有効性及び安全性は未確立
2)術後補助化学療法における有効性及び安全性は未確立
2
1)イマチニブ及びスニチニブによる治療後を対象
2)手術の補助化学療法としての有効性及び安全性は未確立
3
1)局所療法(経皮的エタノール注入療法,ラジオ波焼灼療法,マイクロ波凝固療法,肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法,放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する有効性及び安全性は未確立
2)一次治療における有効性及び安全性は未確立
用法
1日1回160mgを食後に3週間連日経口投与し,その後1週間休薬.これを1サイクルとして繰り返す(状態により適減) 注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立
②空腹時に投与した場合,食後投与と比較して未変化体のCmax及びAUCの低下→空腹時投与回避.又,高脂肪食摂取後では低脂肪食摂取後の投与と比較して活性代謝物のCmax及びAUCの低下→高脂肪食後の投与回避
③副作用発現の際は,症状,重症度等に応じて以下の基準を考慮して,減量,休薬又は中止.減量して投与継続の際は,40mgずつ減量(1日1回80mgを下限)
a)手足症候群
1.皮膚毒性のグレード1:継続し,対症療法を直ちに行う
2.皮膚毒性のグレード2:(1回目):40mg減量し,対症療法を直ちに行う.改善ない場合は7日間休薬.休薬によりグレード0~1に軽快した場合,再開.7日以内に改善がみられない場合は以下参照.(7日以内に改善がみられない場合又は2回目又は3回目):グレード0~1に軽快するまで休薬.再開の