中短期予後の予測
◉高齢認知症患者において,食事摂取に問題がなければ予後は良好だが,摂食に問題があるか発熱イベントがある場合は半数近くが半年で亡くなる.
◉終末期患者において,基本的日常生活動作が保たれていれば1か月程度の短期予後はよいが,食事摂取ができない場合の短期予後は非常に悪い.
●医師が「この患者が12か月以内に死亡しても驚かない」と思うことによる,6-18か月後の予後予測図
●高齢認知症患者(平均83.5±7.5歳)における死亡率図
●Palliative Performance Scale(PPS)図図
▶本書では医師の主観を含まず客観的な評価が可能なPalliative Performance Scaleを取り上げたが,終末期患者の予後を予測するスコアにはPalliative Prognostic Index〔Support Care Cancer. 1999 May;7(3):128-