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4 胃食道逆流症(GERD)

GERDのリスク要因

高齢・食道裂孔ヘルニア・糖尿病との関連も強いが,肥満・過食・高カロリー食・食後体位・喫煙・飲酒・薬剤(カルシウム拮抗薬,亜硝酸薬)との関連が管理上は重要である.

頻度

GERDの有病率はアジア人では7.1-13.2%で比較的低いとされるが〔Gut. 2018 Mar;67(3):430-40. PMID:28232473(メタ解析)〕,近年の食生活や体格の変化により増加している可能性がある.

健康診断で上部消化管内視鏡検査を受けた20-39歳の日本人の14.6%に逆流性食道炎が指摘される〔Intern Med. 2012;51(11):1293-9. PMID:22687832〕.


リスク要因

胃切除後や強皮症(食道蠕動運動低下),妊娠〔腹腔内圧上昇+女性ホルモンによる下部食道括約筋(LES)圧低下〕もリスク要因となる.

食生活としては過食,高カロリー食,食後3

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