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診断

19 大腸癌

大腸癌の疫学

日本でも悪性疾患のなかで罹患数は最も多く(2019年),死亡数は2番目に多い(2021年).

50歳以上の男性に特に多いが,30歳台の大腸癌も稀ではない.

若年者の大腸癌家族歴と生活習慣(運動不足,肥満,糖尿病,野菜摂取不足,肉摂取)がリスク要因として重要である.

大腸癌の年齢階級別罹患率(2019年)


家族歴による大腸癌のリスク

北欧の双子の研究によると大腸癌の35(10-48)%が遺伝的要因(家族性ポリポーシス,遺伝性非ポリポーシスを含む)による〔N Engl J Med. 2000 Jul 13;343(2):78-85. PMID:10891514〕.


大腸癌のリスク要因


癌検診にて発見された大腸癌の部位(n=1,387)


大腸癌の症状

便通異常(新たな便秘,便柱狭小化),血便(便潜血陽性),鉄欠乏性貧血のいずれかがあれば大腸癌を疑う.

臨床所見で大腸癌を否定

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