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6 薬剤性肝障害

薬剤性肝障害

3か月以内に新規開始薬剤があれば典型的だが,特に健康食品や漢方薬は長期服用していても肝障害の原因である可能性がある.

ST合剤,抗てんかん薬,アロプリノール服用中に,肝障害に加え発熱,皮疹,好酸球増多,異型リンパ球増多が出現すれば薬剤性過敏症症候群(DIHS)(☞L-3「薬疹」)を疑う(「薬疹」の「薬剤性過敏症症候群(DIHS/DRESS)」参照).

抗てんかん薬やステロイドの投与では酵素誘導でγGTP高値となるが,この場合は必ずしも薬剤を中止する必要性はない.

肝障害を来した原因薬剤(日本人;n=879)

欧米ではAMPC/CVAによる報告が多いが,東洋では抗結核薬や漢方薬/ハーブによる肝障害の報告が多い〔Clin Mol Hepatol. 2020 Apr;26(2):142-54. PMID:31816676〕.

向精神薬による肝障害は32[5-78]%で

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