腹部大動脈瘤の疫学
◉喫煙歴のある高齢男性に多い.
◉動脈瘤が大きいほど増大速度は速く,破裂率は高くなるため,瘤径≧4.0cmであれば6-12か月ごとにフォローアップし,瘤径≧5.5cm(女性では5.0cm),囊状瘤,増大≧5mm/半年のいずれかがあれば侵襲的治療を考慮する.
●年齢と喫煙歴別の腹部大動脈瘤(≧4cm)有病率図
●リスク要因図
●腹部大動脈瘤の大きさ(n=126,196,50-79歳,97%以上が男性)
▶直径が3.0cm以上であれば腹部大動脈瘤と定義とされる.図
●腹部大動脈瘤の増大速度図
▶喫煙は増大速度を促進するが(0.354mm/年),糖尿病患者では増大速度が遅い(-0.505mm/年)〔Health Technol Assess. 2013 Sep;17(41):1-118. PMID:24067626▶(メタ解析)〕.
●腹部大動脈瘤の直径と破裂率図
▶女性{HR 3.76(2.5