診療支援
診断

8 尿路感染症

尿路感染症のリスク

無症候性細菌尿は就学前児童・妊婦・泌尿器科的処置前以外では治療対象とならないため,症状がなければ尿路感染症とはみなさない.

若年男性の尿路感染症では解剖学的な異常もしくは性感染症を疑う.

尿道カテーテル留置者や高齢者では男女を問わず細菌尿/尿路感染症の頻度は高い.

無症候性細菌尿の頻度

男性では女性より尿道が5-7倍長いために細菌尿/尿路感染症の頻度が低い.


カテーテル関連尿路感染症(Catheter Associated Urinary Tract Infection:CAUTI)

入院中に15-25%の患者でカテーテルが膀胱留置され,施設入居者の5-10%がカテーテル留置者である.カテーテルを膀胱留置すると1日あたり3-8%で細菌尿が生じる.その90%以上は無症候性であるが,一部は尿路感染症を来し,CAUTIは院内感染症の40%,菌血症の15%を占める〔Clin

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