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診断

3 急性喉頭蓋炎

急性喉頭蓋炎

嚥下困難を伴うほどの咽頭痛であるにもかかわらず咽頭所見が乏しい場合,あるいは声の変化や舌骨上の圧痛を伴う場合には急性喉頭蓋炎を疑う.

吸気時喘鳴,流涎,開口障害がある場合は緊急で気道確保が必要となる可能性が高くなる.

成人の罹患率は0.97-3.1/10万人年である〔Neth J Med. 2008 Oct;66(9):373-7. PMID:18931398〕.

死亡率は低下してきており,2017年の米国では成人で0.006/10万人,小児で0.001/10万人の死亡率である〔Am J Otolaryngol. 2021 Mar-Apr;42(2):102882. PMID:33429180〕.


急性喉頭蓋炎の症候

開口障害は9.1%で認められる〔West J Emerg Med. 2021 Nov 5;22(6):1326-34. PMID:34787558〕.

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