Ⅰ ナルフラフィン塩酸塩(レミッチ)
【概説】レミッチは選択的オピオイドκ受容体作動薬であり,オピオイドμ受容体の作用に拮抗することにより痒みを抑える.
【適応】透析患者および慢性肝疾患患者の瘙痒症(既存治療で効果不十分な場合に限る).
【使用方法】
Px処方例 1)を用いる.重症例では2)を用いる.
1)レミッチ薬OD錠(2.5μg) 1回1錠 1日1回 夕食前あるいは就寝前
2)レミッチ薬OD錠(2.5μg) 1回2錠 1日1回 夕食前あるいは就寝前
【副作用】不眠,眠気,便秘,頻尿,プロラクチン上昇など.
□患者説明のポイント グレープフルーツジュースはレミッチの血漿中濃度を上げて作用を増強することがあるので,一緒に飲んではいけない.
Ⅱ プレガバリン(リリカ)
【概説】リリカの鎮痛作用は,中枢神経系の電位依存性カルシウムチャネルのα2δサブユニットと結合して,カルシウム流入を抑制し,神経伝達物質の遊離
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