診療支援
治療

妊娠性痒疹
Prurigo gestationis
水川 良子
(杏林大学臨床教授)

病態

 妊娠性痒疹は,2回目以降の妊娠初期~中期に生じる米粒大から指頭大の孤立性の痒疹で,四肢伸側や躯幹に好発する.激痒を伴う.多形妊娠疹(PUPPP:pruritic urticarial papules and plaques of pregnancy)との異同が問題とされていたが,PUPPPは妊娠後期に生じることが多く,妊娠性痒疹の遅発型とも考えられている.原因は不明であるが,妊娠継続への皮膚症状による影響はないとされる.


診断

 診断は

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?