診療支援
治療

硬化性萎縮性苔癬
Lichen sclerosus et atrophicus
山本 俊幸
(福島県立医科大学教授)

病態

 中高年女性の外陰部に好発する炎症性疾患で,限局性強皮症の亜型とみなす考え方もある.原因は不明だが,遺伝的要因,性ホルモンとの関連,自己免疫機序,外的刺激などが想定されている.

【臨床症状】外陰部が最も多い部位で,痒みや痛み,違和感を伴う.ほかにも頸部,項部,背部,口唇などに生じることがある.中高年~高齢女性に多いが,まれに小児発症もある.なお,外陰部に生じる場合は女性が圧

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