診療支援
治療

脂肪腫,血管脂肪腫
Lipoma,Angiolipoma
加藤 裕史
(名古屋市立大学准教授)

病態

 脂肪腫は最も一般的な軟部腫瘍であり,多くは皮下脂肪内に発生するが,一部に筋膜下もしくは筋肉内発症を認める症例もある(図24-21a).また,血管脂肪腫は若年成人に発症する腫瘍である.小型の脂肪腫様の所見を呈し,まれに多発することがある.圧痛を呈することが通常の脂肪腫と異なっている.


診断

【鑑別疾患】主な鑑別疾患として類表皮囊腫,ガングリオン,脂肪肉腫などが挙げられる.

【検査】視診,触診で診断がつく場合もあるが,その他の疾患との鑑別も含め以下の画像検査を行うことが勧め

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