カルボプラチン | 医学書院_医療情報サービス

適応 ❶頭頸部癌，肺小細胞癌，睾丸（精巣）腫瘍，卵巣癌，子宮頸癌，悪性リンパ腫，非小細胞肺癌　❷乳癌　❸小児悪性固形腫瘍（神経芽腫・肝芽腫・中枢神経系胚細胞腫瘍，再発・難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍・腎芽腫）　❹小児悪性固形腫瘍（網膜芽腫）

用法 1クール当たりの以下の投与方法を繰り返す．ブ・生250 mL以上に混和，30分以上かけて点滴静注

❶1日1回300-400 mg/m²，少なくとも4週間休薬

❷⑴トラスツズマブ・タキサン系抗腫瘍薬併用：1日1回300-400 mg/m²，少なくとも3週間休薬．適宜減量　⑵ペムブロリズマブ・ゲムシタビン併用（NKのみ）：PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌AUC 2 mg・分/mL相当量，週1回，2週連続し3週目は休薬．繰り返す．適宜減量　⑶ペムブロリズマブ・PTX併用（NKのみ）：ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌に対する術前薬物療法，①②いずれかを4クールまで．①1クール　1日1回AUC 5 mg・分/mL　少なくとも3週間休薬　②1クール　1日1回AUC 1.5 mg・分/mL　少なくとも6日間休薬　週1回を3週連続

❸児IFM・エトポシド併用：635 mg/m²，1日間．又は400 mg/m²，2日間．少なくとも3-4週間休薬．適宜減量．1歳未満・体重10 kg未満は投与量に十分配慮

❹児VCR・エトポシド併用：560 mg/m²，1日間，少なくとも3-4週間休薬．36か月齢以下では18.6 mg/kg．適宜減量

警告施設緊急対応．医師十分な知識・経験．IC．ヘルプ内凡例「（9）抗悪性腫瘍薬に共通する警告」及び添付文書参照

禁忌重篤な骨髄抑制，白金を含む薬剤に対する重篤な過敏症歴，妊（投与中・終了後一定期間避妊）　重大汎血球減少，貧血（Hb減少，赤血球