診療支援
検査

ピルビン酸キナーゼ〔PK〕   150点
pyruvate kinase
片倉 芳樹
(あおば胃腸内科クリニック院長)
四柳 宏
(東京大学医科学研究所教授・先端医療研究センター感染症分野)

基準値

・3.7~5.5U/1010赤血球(赤血球中)

・50~160mU/mL(血清中)


測定法 UV法


検体量 血液2.5mL(赤血球中),血清0.5mL


日数 2~7日


目的 PK欠損症の診断


Decision Level

●0.2~0.9U/1010赤血球(高度減少)

[高頻度・可能性]PK欠損症(ホモ接合体) [対策]赤血球酵素活性測定,解糖中間体・アデニンヌクレオチド測定,遺伝子解析.輸血,重症例では摘脾

●0.9~1.8U/1010赤血球(中等度減少)

[高頻度・可能性]PK欠損症(ヘテロ接合体),急性骨髄性白血病(AML),骨髄異形成症候群(MDS),化学療法後 [対策]「高度減少」と同様,原疾患の検索

●1.8~3.7U/1010赤血球(軽度減少)

[高頻度・可能性]急性骨髄性白血病,骨髄異形成症候群,化学療法後 [対策]原疾患の検索

●活性上昇

[高頻度]網赤血球増加 [可能性]高ATP症候群 [対

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