基準値
・36~161IU/L(比濁法)
・12~51U/L(カラーレート法)
・13~49U/L(リパーゼカラー法)
測定法 比濁法,カラーレート法,リパーゼカラー法
検体量 血清0.5mL
日数 2~4日
目的 膵疾患の病態解明
Decision Level
●基準下限以下(減少)
[高頻度]慢性膵炎,膵切除術後 [可能性]膵腫瘍 [対策]アミラーゼ測定,膵外分泌機能検査
●基準上限~500IU/L(増加)
[高頻度]急性膵炎,慢性膵炎,膵腫瘍,肝疾患,腎不全 [可能性]胆嚢・胆道疾患,糖尿病,消化性潰瘍 [対策]膵炎重症度判定,腫瘍マーカー,画像診断
●500IU/L以上(高度増加)
[高頻度]急性膵炎 [可能性]慢性膵炎急性増悪,膵腫瘍,胆道疾患 [対策]「増加」の対策と同様
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
リパーゼは膵腺房細胞で合成され膵液中に分泌されるが,血中の活性は膵の損傷により血中に逸脱したリパーゼ
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