基準値
・総カルニチン:45.0~91.0μmol/L
・遊離カルニチン:36.0~74.0μmol/L
・アシルカルニチン:6.0~23.0μmol/L
(遊離カルニチンとアシルカルニチンの和が総カルニチンである)
測定法 酵素サイクリング法
検体量 血清0.5mL
日数 4~6日
目的 総カルニチンおよび遊離カルニチンの測定
Decision Level
●異常低値
[高頻度]低カルニチン血症:①先天代謝異常症(全身性カルニチン欠乏症,脂肪酸代謝異常症,有機酸代謝異常症),②二次性〔薬剤(バルプロ酸ナトリウム,ピボキシル型抗菌薬など),摂取不足(カルニチン摂取の減少;静脈栄養管理もしくは経腸栄養管理を長期に受けている筋ジストロフィー・筋萎縮性側索硬化症の患者・小児の患者,人工乳もしくは特殊治療用ミルクを長期に使用している小児患者) 〕 [可能性]低カルニチン血症:①二次性(熱傷,敗血症,Fanconi症候
関連リンク
- 臨床検査データブック 2023-2024/先天性代謝異常症検査 [保] 1,141点
- 臨床検査データブック 2023-2024/アミノ酸 [保]*
- 臨床検査データブック 2023-2024/アミノ酸分析2種類(チロシン,フェニルアラニン) [保]* 558点
- 臨床検査データブック 2023-2024/尿中尿素窒素〔UN〕 [保] 11点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/アルミニウム〔Al〕 [保] 112点
- 臨床検査データブック 2023-2024/葉酸〔FA〕 [保]* 150点
- 臨床検査データブック 2023-2024/ケトン体定量《血中ケトン体》 [保] 30点
- 新臨床内科学 第10版/4 尿素サイクル異常症
- 今日の診断指針 第8版/先天性アミノ酸代謝異常症
- 今日の小児治療指針 第17版/カルニチン回路異常症