診療支援
検査

α2-プラスミンインヒビター〔α2-PI〕《アンチプラスミン,プラスミンインヒビター》   128点(包)
α2-plasmin inhibitor
橋口 照人
(鹿児島大学大学院教授・血管代謝病態解析学分野)

基準値 80~120%


測定法 合成基質法


検体量 血漿0.4mL(クエン酸加)


日数 2~4日


目的 ①線溶亢進の病態把握,②出血傾向の原因検索


Decision Level

●50~80%(低下)

[高頻度]DIC,肝硬変,ネフローゼ症候群,ウロキナーゼ投与 [可能性]白血病(急性前骨髄球性白血病),前立腺癌,α2-PI欠乏症(ヘテロ),組織プラスミノゲンアクチベータ(t-PA)投与,バトロキソビン投与 [対策]プラスミノゲン,プラスミンα2-プラスミンインヒビター複合体(PPIC),Dダイマー,フィブリン/フィブリノゲン分解産物(FDP)の測定

●50%未満(高度低下)

[高頻度]線溶亢進型DIC,非代償性肝硬変,劇症肝炎,急性前骨髄球性白血病 [可能性]α2-PI欠乏症(ホモ),L-アスパラギナーゼ投与 [対策]プラスミノゲン(Plg),PPIC,Dダイマー,FDP,血小板の測定,原疾患の治療,抗

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