基準値 1.0U/mL未満
測定法 ラテックス凝集法〔ヒーモスアイエルHIT-Ab(PF4-H)(総HIT抗体測定法)〕
検体量 ラテックス凝集法:血漿20μL
日数 15分(ラテックス凝集法)
目的 ヘパリン起因性血小板減少症の診断補助およびその除外診断
Decision Level
●高値(1.0U/mL以上)
[高頻度,可能性]ヘパリン起因性血小板減少症(heparin-induced thrombocytopenia;HIT) [対策]ヘパリン製剤の中止および抗トロンビン剤の投与
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
ヘパリンを投与することにより,血小板第4因子(platelet factor 4;PF-4)とヘパリンとの多分子複合体が形成され,PF-4の高次構造が変化する.これにより新たな抗原性が提示されPF-4・ヘパリン複合体に対する抗体(HIT抗体)が産生される.HIT抗体は,血小板や血管内皮
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