基準値 110~410mg/dL
共用基準範囲 93~393mg/dL
測定法 免疫比濁法(TIA法)
検体量 血清0.4mL
日数 2~4日
目的 液性免疫の異常の判定
Decision Level
●10mg/dL以下(高度低下)
[高頻度]原発性免疫不全症候群(選択的IgA欠損症,X連鎖無γ-グロブリン血症,高IgM症候群など),生下時 [可能性]IgA型以外の多発性骨髄腫,新生児期 [対策]他の免疫グロブリン,T細胞・B細胞数を測定し原発性免疫不全症候群の鑑別診断
●10~110mg/dL(軽度~中等度低下)
[高頻度]蛋白喪失性疾患(ネフローゼ症候群,蛋白漏出性胃腸症など),低栄養,薬剤(免疫抑制薬,ステロイド剤,フェニトイン投与など) [可能性]原発性免疫不全症候群(分類不能型免疫不全症,重症複合型免疫不全症,毛細血管拡張性運動失調症など),リンパ系腫瘍,小児期,IgA型以外の多発性骨髄腫 [対策
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