診療支援
検査

免疫グロブリンA〔IgA〕   38点
★★
immunoglobulin A
廣村 桂樹
(群馬大学大学院教授・腎臓・リウマチ内科学)

基準値 110~410mg/dL

共用基準範囲 93~393mg/dL


測定法 免疫比濁法(TIA法)


検体量 血清0.4mL


日数 2~4日


目的 液性免疫の異常の判定


Decision Level

●10mg/dL以下(高度低下)

[高頻度]原発性免疫不全症候群(選択的IgA欠損症,X連鎖無γ-グロブリン血症,高IgM症候群など),生下時 [可能性]IgA型以外の多発性骨髄腫,新生児期 [対策]他の免疫グロブリン,T細胞・B細胞数を測定し原発性免疫不全症候群の鑑別診断

●10~110mg/dL(軽度~中等度低下)

[高頻度]蛋白喪失性疾患(ネフローゼ症候群,蛋白漏出性胃腸症など),低栄養,薬剤(免疫抑制薬,ステロイド剤,フェニトイン投与など) [可能性]原発性免疫不全症候群(分類不能型免疫不全症,重症複合型免疫不全症,毛細血管拡張性運動失調症など),リンパ系腫瘍,小児期,IgA型以外の多発性骨髄腫 [対策

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