基準値 陰性
測定法 Putnam法(定性),免疫固定法(同定)
検体量 尿10mL
日数 3~5日
目的 骨髄腫やアミロイドーシスの診断
NOTE *保険点数:201点(ベンス・ジョーンズ蛋白同定).定性は2022年4月より保険適用外となった.
Decision Level
●陽性
[高頻度・可能性]多発性骨髄腫,マクログロブリン血症,原発性アミロイドーシス,慢性リンパ性白血病,その他のリンパ増殖性疾患 [対策]定性で陽性の場合は,免疫固定法などによる同定を行う.BJPが検出された場合は,骨髄穿刺により形質細胞の腫瘍性増殖の有無の確認する.なお定性は偽陰性も多く,BJPの存在の疑いが強いときは,定性ではなく同定を行う
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
BJPとは単クローン性に産生された免疫グロブリンのL鎖で,分子量が小さいために尿中に排泄される.多発性骨髄腫やマクログロブリン血症などの形質細胞の腫瘍性
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