診療支援
検査

免疫複合体〔IC〕 C1q抗C3d抗体モノクローナルRF  
immune complexcomplement 1qanti C3d antibodymonoclonal rheumatoid factor
荒木 靖人
(埼玉医科大学准教授・リウマチ膠原病科)
三村 俊英
(埼玉医科大学教授・リウマチ膠原病科)

基準値

・C1q:陰性(3.0μg/mL以下)

・抗C3d抗体:陰性(9.2μg/mL以下)

・モノクローナルRF:陰性(4.2μg/mL未満)


測定法 ELISA


検体量 血清0.3mL


日数 2~5日


目的 免疫複合体(IC)が関与する疾患の診断と治療効果判定


NOTE‍ 保険点数:153点(包)(C1q),194点(モノクローナルRF)


Decision Level

●強陽性

[高頻度]全身性エリテマトーデス(SLE),悪性関節リウマチ(MRA),血管炎症候群,糸球体腎炎,慢性感染症,血清病 [可能性]悪性腫瘍,感染症 [対策]原疾患の診断と治療

●弱陽性

[高頻度]SLE,関節リウマチ(RA),Sjögren症候群,感染症 [可能性]血管炎症候群,糸球体腎炎,悪性腫瘍,アレルギー [対策]原疾患の診断と治療


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 ICは,抗原抗体反応の結果形成された抗原,抗体,補体からなる複合

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