基準値 陰性
測定法 希釈ラッセル蛇毒試験法(dRVVT),APTT法,リン脂質中和法
検体量 血漿0.6mL
日数 4~9日
目的 抗リン脂質抗体症候群(APS)の診断
Decision Level
●陽性(dRVVTにて1.3以上)
[高頻度]原発性APS,全身性エリテマトーデス(SLE),その他の2次性APS [可能性]Sjögren症候群,全身性硬化症(SSc),血小板減少性紫斑病(ITP),溶血性貧血,関節リウマチ(RA) [対策]原疾患の診断と治療
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
ループスアンチコアグラント(LA)は,単一の凝固因子活性を低下させることなくリン脂質依存性の凝固時間を阻害する免疫グロブリンと定義されており,抗β2-グリコプロテイン(GP)抗体とホスファチジルセリン依存性抗プロトロンビン抗体が大部分を占めると考えられている.凝固系において第Ⅴ因子,リン脂質,カルシウムイオンの存
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