基準値 0.05ng/mL未満
測定法 免疫化学発光法
検体量 血清・血漿(ヘパリン)200~400μL
日数 1~2日
目的 細菌感染症,特に敗血症の診断と重症度評価(測定時間は20~30分)
Decision Level
■全身性細菌感染症・敗血症の診断
●0.05~0.5ng/mL未満(軽度増加)
[可能性]局所細菌感染症の可能性はあるが,全身感染は否定的である
●0.5~2ng/mL(中等度増加)
[高頻度]敗血症(細菌性)の可能性がある:感染により全身性炎症反応を伴うものを敗血症と診断する [可能性]ウイルス感染症,真菌感染症,自己免疫疾患,手術後,外傷後など [対策]測定を繰り返しながら経過観察.臨床症状から該当する疾患に応じて細菌学検査,免疫血清検査を行う
●2ng/mL以上(高度増加)
[高頻度]敗血症(細菌性)の可能性が高い:ショックや臓器不全を伴う重症細菌性敗血症では10ng/mL以上となるこ
関連リンク
- 今日の皮膚疾患治療指針 第5版/トキシックショック症候群(TSS),新生児TSS様発疹症(NTED)
- 臨床検査データブック 2023-2024/血液・髄液の細菌培養検査 [パニ][保]* 220点
- 臨床検査データブック 2023-2024/抗ストレプトキナーゼ抗体〔ASK〕 [保] 29点
- 臨床検査データブック 2023-2024/プレセプシン [保] 301点
- 今日の救急治療指針 第2版/SIRS,敗血症
- 今日の診断指針 第8版/劇症型A群レンサ球菌感染症
- 今日の診断指針 第8版/新生児の髄膜炎
- 今日の診断指針 第8版/新生児の敗血症
- 今日の診断指針 第8版/小児の敗血症
- 今日の小児治療指針 第17版/新生児の重症細菌感染症