基準値 15~19%(キットによって異なる)
測定法 EIA,CLEIA
検体量 血清0.5~0.7mL
日数 2~3日
目的 前立腺癌のスクリーニング
Decision Level
●PSA4~10ng/mLで遊離型PSA/総PSAが15~19%以下(基準値以下)
[高頻度]前立腺癌 [可能性]前立腺肥大症,前立腺炎 [対策]前立腺針生検
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
前立腺特異抗原(PSA)は前立腺癌の診断,治療効果の判定と経過観察に必須の腫瘍マーカーであるが,PSAの軽度上昇域(4~10ng/mL)は偽陽性率が高いグレイゾーン(gray zone)とされている.PSAは血清中ではα1-アンチキモトリプシン(ACT),およびα2-マクログロブリンと結合して複合体を形成しており,一部が非結合の遊離型PSA(F)として存在する.前立腺癌患者では結合型PSAの割合が高いことが知られており,遊離型PSA
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