基準値 胆石,尿路結石,膵石,唾石に確立された成分基準はない(詳細は本文を参照)
測定法 赤外線吸収スペクトロフォトメトリー(臭化カリウム錠剤法)
検体量 結石10mg(乾燥重量)
日数 4~6日
目的 人体結石症の治療方針決定に必要な情報の把握
Decision Level
●胆石
[可能性]臨床的にはコレステロール石と色素石に大別して分類される.成分としてはコレステロール,ビリルビンCa,炭酸Ca,脂肪酸Caがある.他に蛋白質,中性脂肪,多糖類などが含まれる.コレステロール石は,肉眼的に,純コレステロール石,混成石(外層と内層とが明らかに区別される),混合石(全体にコレステロールとビリルビンCaが混在)に分類されるが,成分分析では,純コレステロール石はコレステロール98%以上,混成石は内層がコレステロール90~98%,外層はビリルビンCaとコレステロールとの混合(コレステロール30~90%),あるい