病態
洞結節機能低下あるいは洞房伝導障害によって生じる症状を有する徐脈性の症候群
[参考]
①2022年改訂版 不整脈の診断とリスク評価に関するガイドライン.p29-34,②不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版).p20-23
異常値
●長時間心電図 平均心拍数50bpm以下の洞徐脈,3秒以上の洞停止,徐脈頻脈症候群を認める
●硫酸アトロピン0.04mg/kg静注 洞頻度の増加が25%以下あるいは洞頻度が90bpm以下
●イソプロテレノール(0.5~3μg/分静注) 洞頻度の増加が25%以下あるいは洞頻度90bpm以下
●頸動脈洞刺激 3秒以上の洞停止を認める
●洞結節回復時間 高頻度心房刺激による洞結節回復時間が1.4秒以上,修正洞結節回復時間(=洞結節回復時間-洞周期)は0.45秒以上
●洞房伝導時間 Narula法またはStrauss法による洞房伝導時間が0.15秒以上
●薬理学的自律神経遮