病態
レイノー(Raynaud)現象は寒冷や精神的ストレスなどにより,突発的,一過性に四肢の細小動脈に攣縮を生じ,指が蒼白,チアノーゼを起こすことをいう(レイノー現象を起こすもののうちレイノー病は基礎疾患をもたないもので,基礎疾患に伴うものがレイノー症候群である)
異常値
●白血球 基準値~基準値以下
●赤沈 基準値以上
●CRP 基準値以上
●抗核抗体 陽性
●抗セントロメア抗体 基準値~基準値以上(レイノー病)
●血清補体価(CH50,C3,C4) 基準値以下~基準値
●尿検査
・尿蛋白 陰性~陽性
・沈渣 正常~各種円柱
●胸部X線 正常~変化あり
●冷水負荷試験 レイノー現象の再現(サーモグラフィーにより画像化)
●サーモグラフィー 発作時皮膚温低下
●指尖容積脈波 発作時脈高低下
●血管造影 動脈硬化症で狭窄
経過観察のための検査項目とその測定頻度
●白血球 [急性期]2週~1カ月ごと [回復期]1~3カ月ごと