●人免疫グロブリン製剤
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人免疫グロブリン薬
human normal immunoglobulin
主ガンマグロブリン「タケダ」(γ-Globulin)(武田)(筋注),グロブリン(Globulin)(日本血液)(筋注)
影響供血者由来の各種感染症の病原体又はその産生物質に対する抗体,自己抗体等が含まれているので,投与後血中よりこれら抗体が一時検出されることがある→臨床診断に注意
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
乾燥イオン交換樹脂処理人免疫グロブリン薬
主ガンマガード(Gammagard)(武田)(静注用)
影響供血者由来の各種感染症の病原体又はその産生物質に対する抗体,自己抗体等が含まれているので,投与後血中よりこれら抗体が一時検出されることがある→臨床診断に注意
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
pH4処理酸性人免疫グロブリン薬
主献血ポリグロビンN(Polyglobin-N)(日本血液)(5%静注・10%静注)
影響①供血者由来の各種感染症の病原体又はその産生物質に対する抗体,自己抗体等が含まれているので,投与後血中よりこれら抗体が一時検出されることがある→臨床診断に注意 ②(5%静注のみ)マルトースを含有するため,グルコース脱水素酵素(GDH)法を用いた血糖測定法では高値を示す場合がある→マルトースに影響を受ける旨の記載のある測定法を避ける ③(5%静注のみ)投与後に尿糖が一時的に検出されることがある
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
pH4処理酸性人免疫グロブリン薬
主ハイゼントラ(Hizentra)(CSL)(20%皮下注)
影響①供血者由来の各種感染症の病原体又はその産生物質に対する抗体,自己抗体等が含まれているので,投与後血中にこれら抗体が一時検出されることがある→臨床診断に注意 ②供血者由来
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/人免疫グロブリン《ガンマグロブリン グロブリン》
- 治療薬マニュアル2024/乾燥イオン交換樹脂処理人免疫グロブリン《ガンマガード》
- 治療薬マニュアル2024/pH4処理酸性人免疫グロブリン《献血ポリグロビンN》
- 治療薬マニュアル2024/pH4処理酸性人免疫グロブリン《ハイゼントラ》
- 治療薬マニュアル2024/pH4処理酸性人免疫グロブリン《ピリヴィジェン》
- 治療薬マニュアル2024/ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン《献血ヴェノグロブリンIH 献血グロベニン-I》
- 治療薬マニュアル2024/乾燥スルホ化人免疫グロブリン《献血ベニロン-I》
- 治療薬マニュアル2024/乾燥抗D(Rho)人免疫グロブリン《抗Dグロブリン 抗D人免疫グロブリン》
- 治療薬マニュアル2024/抗HBs人免疫グロブリン《乾燥HBグロブリン 抗HBs人免疫グロブリン ヘブスブリン》
- 治療薬マニュアル2024/ポリエチレングリコール処理抗HBs人免疫グロブリン《ヘブスブリンIH》
- 治療薬マニュアル2024/抗破傷風人免疫グロブリン《テタガムP テタノブリン 破傷風グロブリン》
- 治療薬マニュアル2024/ポリエチレングリコール処理抗破傷風人免疫グロブリン《テタノブリンIH》
- 治療薬マニュアル2024/抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン《サイモグロブリン》
- 治療薬マニュアル2024/人ハプトグロビン《ハプトグロビン》
- 今日の皮膚疾患治療指針 第5版/抗ヘルペスウイルス薬
- 今日の治療指針2023年版/レムデシビル
- 臨床検査データブック 2023-2024/葉酸〔FA〕 [保]* 150点
- 今日の治療指針2023年版/エラソメラン
- 臨床検査データブック 2023-2024/間接Coombs(クームス)試験《間接抗グロブリン試験》 [保] 47点
- 臨床検査データブック 2023-2024/グルコース-6-リン酸脱水素酵素〔G-6-PD〕 [保] 80点
- 臨床検査データブック 2023-2024/凝固抑制因子検査《凝固因子インヒビター》 第Ⅷ因子,第Ⅸ因子《第Ⅷ因子インヒビター,第Ⅸ因子インヒビター》 [保] 144点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/抗癌剤
- 新臨床内科学 第10版/【10】酵素異常による遺伝性溶血性貧血
- 臨床検査データブック 2023-2024/その他の神経系用薬
- 新臨床内科学 第10版/1 高IgM症候群(免疫グロブリンクラススイッチ異常症