適応
関節リウマチ
用法
1回100mg 1日3回 効果獲得後:1日100~300mg 1日最大用量:300mg ►消炎鎮痛薬等で効果不十分の場合に使用
禁忌
1)血液障害及び骨髄機能低下(骨髄機能低下による血液障害の報告)
2)腎障害(ネフローゼ症候群等重篤な腎障害)
3)過敏症
〈原則禁忌〉
1)手術直後
2)全身状態の悪化
注意
〈基本〉
①関節リウマチの治療法に精通し,病態並びに副作用出現に注意しながら使用
➋投与開始前に主な副作用,用法・用量等の留意点を説明,咽頭痛,発熱,紫斑,呼吸困難,乾性咳嗽等の症状が発現した場合には速やかに主治医に連絡するよう指示
③遅効性→効果発現までは従来投与の消炎鎮痛薬併用が望ましい.但し,6カ月継続しても効果ない場合は中止
④投与前に必ず血液,腎機能,肝機能等検査.投与中は月1回血液及び尿検査等検査,検査値が以下のいずれかの値を示した時は,中止し処置→白血球数(3,000/mm3未満),血小板数(100,000/mm3未満),尿蛋白(持続的又は増加傾向を示す場合)
〈検査〉ニトロプルシド反応の原理により尿中ケトン体反応が偽陽性を呈することあり
〈小児〉未確立 〈妊婦〉有益のみ(未確立) 〈授乳婦〉不可.やむを得ない場合は授乳中止(未確立)
慎重
1)血液障害の既往(骨髄機能低下による重篤な血液障害)
2)腎障害の既往(ネフローゼ症候群等重篤な腎障害)
3)肝障害(肝機能検査値の上昇)
副作用
〈重大〉
1)再生不良性貧血,赤芽球癆,汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少(0.04%)→直ちに中止し処置.投与前は必ず血液検査実施,血液障害や骨髄機能低下の患者は投与禁忌.投与中は毎月1回血液検査
2)過敏性血管炎→直ちに中止し処置
3)間質性肺炎(0.03%),好酸球性肺炎,肺線維症(0.03%),胸膜炎(初期症状:呼吸困難,咳嗽,発熱等)→呼吸困難,乾性咳嗽等で直ちに中止し胸部X線等検査を実