適応
1以下の疾患の自覚的並びに他覚的症状の寛解(内注5・50mgのメトトレキサート通常療法)
a)急性白血病,慢性リンパ性白血病,慢性骨髄性白血病
b)絨毛性疾患(絨毛癌,破壊胞状奇胎,胞状奇胎)
2CMF療法(注5・50mg):乳癌
3メトトレキサート・ホリナート救援療法(注50・200・1,000mg)
a)肉腫(骨肉腫,軟部肉腫等)
b)急性白血病の中枢神経系及び精巣への浸潤に対する寛解
c)悪性リンパ腫の中枢神経系への浸潤に対する寛解
4メトトレキサート・フルオロウラシル交代療法(注50mg):胃癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強
5M-VAC療法(注5・50mg):尿路上皮癌
用法
内1a)1日5~10mg 1週3~6回 小児幼児1.25~2.5mg,小児2.5~5mg 1週3~6回 b)1日10~30mg 1クール5日間 休薬期間は通常7~12日間 ►副作用が現れた場合は消失まで休薬.年齢,症状により増減 注1〔5・50mg〕静脈内,髄腔内,筋肉内(必要に応じて動脈内,腫瘍内) a)1日5~10mg 1週3~6回 小児幼児1.25~2.5mg,小児2.5~5mg 1週3~6回 白血病の髄膜浸潤による髄膜症状(髄膜白血病):1回0.2~0.4mg/kg髄腔内 2~7日毎に1回 ►年齢・症状により増減 b)1日10~30mg 1クール5日間 休薬期間は通常7~12日間 ►副作用が現れた場合は消失まで休薬.年齢・症状により増減 〈調製法〉〔5mg〕通常5mgに注射用水2mLを加えて溶解し1mL中メトトレキサートとして2.5mgになるよう調製 〔50mg〕通常50mgに生食液20mLを加えて溶解し1mL中メトトレキサートとして2.5mgになるよう調製.高濃度溶液が必要な場合には注射用水2mLを加えて溶解し,1mL中メトトレキサートとして25mgになるよう調製 2〔5・50mg〕シク