適応 ❶敗血症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,肛門周囲膿瘍,骨髄炎,関節炎,扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む),肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,複雑性膀胱炎,腎盂腎炎,腹膜炎,胆囊炎,胆管炎,肝膿瘍,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮傍結合織炎,眼内炎(全眼球炎を含む),中耳炎,副鼻腔炎,顎骨周辺の蜂巣炎,顎炎 ❷化膿性髄膜炎 ❸発熱性好中球減少症
用法 バイアルは0.25-2 gあたり100 mL以上の生等に溶解,蒸は使用不可.投与開始後3日を目安として継続が必要か判定,中止又はより適切な他薬に切り替えるべきか検討.いずれも30分以上かけて点滴静注.腎Ccr 26-50 mL/分:減量せず12時間毎,Ccr 10-25 mL/分:1/2量を12時間毎,Ccr 10 mL/分未満:1/2量を24時間毎 ❶0.5-1 g/日,2-3回に分割 重症・難治性1回1 g,3 g/日まで増量可.児30-60 mg/kg/日,3回に分割 重症・難治性120 mg/kg/日まで増量可 1日最大3 g ❷6 g/日,3回に分割,適宜減量.児120 mg/kg/日,3回に分割,適宜減量 1日最大6 g ❸3 g/日,3回に分割.児120 mg/kg/日,3回に分割 1日最大3 g
併禁 バルプロ酸Na 重大 ショック,アナフィラキシー,急性腎障害,劇症肝炎,肝障害,黄疸,偽膜性大腸炎,間質性肺炎,PIE症候群,痙攣,意識障害,TEN,SJS,汎血球減少症,無顆粒球症,溶血性貧血,白血球減少,血小板減少,血栓性静脈炎 注意 妊B2 在宅 T1/21.02時間(1 g点滴静注,0.5時間) 排泄 腎
選び方・使い方 中枢神経系副作用が比較的少なく,腎毒性も改善されている.1回2 g,1日3回の投与により細菌性髄膜炎の治療にも用いられる.緑膿菌のメ