診療支援
薬剤

パーキンソン病とパーキンソン症候群


〔治療の基本方針〕

1)薬物療法はレボドパとドパ脱炭酸酵素阻害薬の配合剤によるドパミン補充,あるいはドパミン受容体作用薬(dopamine agonist:DA)かMAO-B(monoamine oxidase B)阻害薬のいずれかを選択して導入することを原則とする.その他の薬剤として,COMT(catechol-O-methyltransferase)阻害薬,アマンタジン,抗コリン薬,ドロキシドパ,ゾニサミド,イストラデフィリンなどの薬剤がある.それぞれの薬剤を必要に応じて組み合わせて処方する.

2)認知症の合併などの精神症状発現のリスクが高い場合や,当面の症状改善を優先させる必要度が高い場合ではレボドパ製剤(配合剤)で治療を開始する.

3)認知機能障害・精神症状のいずれも合併していない場合や,当面の症状改善を急ぐ必要のない初期の軽症例で,運動合併症のリスクが高いと考えられる場合に

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