診療支援
治療

2 腸管軸捻転症(腸捻転)
volvulus
竹島 史直
(長崎県五島中央病院・院長)

▼定義

 腸管が腸間膜を軸に回転して捻れたもの.

▼病態

 腸管の過長,可動性腸間膜,癒着,慢性便秘,蠕動などが発症の誘因と考えられている.捻転の口側腸管は拡張するとともに血行障害が増強する.

▼疫学

 多くは大腸捻転であり,小腸捻転はまれである.S状結腸軸捻転症が70%以上を占める.

▼診断

症状

 腹痛,悪心

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