▼定義
紫斑病性腎炎は,IgA血管炎の腎病変であり,血管炎のChapel Hill分類(2012)では免疫複合体型の小型血管炎に属している.それまではHenoch-Schönlein(ヘノッホ-シェーンライン)紫斑病とよばれていた.
▼病態
病因は不明であるが,糖鎖不全IgA1の多量体ないしIgA1を含む免疫複合体が血管壁や糸球体に沈着し血管炎,腎炎を生じると考えられる.
▼疫学
小児(特に男児)に多いが,
関連リンク
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