診療支援
治療

2 薬剤性間質性腎炎
drug-induced interstitial nephritis
小林 修三
(湘南鎌倉総合病院・院長代行)
大竹 剛靖
(湘南鎌倉総合病院・副院長)

疾患を疑うポイント

●急性あるいは慢性の尿細管間質障害やそれに伴う腎機能障害をみた場合には,常に薬剤が原因でないか検討する.

学びのポイント

●薬剤曝露から発症までの期間は,わずか1日から数か月までさまざま.

●サプリメントを含めた薬剤使用歴を詳細に確認.

▼定義

 薬剤が原因で生じた急性あるいは慢性の尿細管間質障害を呈する疾患群である.

▼病態

 免疫学的機序の関与が考えられ,アレルギーのⅠ型からⅣ型までのすべてが関与する可能性が考えられている.

▼分類

 臨床

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