診療支援
治療

2 結核性脊椎炎(脊椎カリエス,ポット対麻痺)
tuberculous spondylitis(spinal caries,Pott paraplegia)
福武 敏夫
(亀田メディカルセンター・脳神経内科部長)

 結核性脊椎炎は肺結核の減少とともにきわめてまれになったが,最近肺結核の増加傾向とともに散発的に発生している.脊椎の結核は全結核感染の1~3%と少ないが,骨関節結核の25~60%を占める.本邦における最近の新規登録結核患者は約2万人で,結核性脊椎炎は200人程度である.HIV感染や糖尿病などの免疫不全患者や高齢者,外国籍患者が増えている.

 診

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?