診療支援
治療

(4)二次性栄養障害など
大矢 寧
(国立精神・神経医療研究センター病院・脳神経内科医長)

 栄養障害に伴う神経症状は,入院で食事摂取により改善しうる.ビタミンB1,B3,B6,B12,葉酸,MgやKが不足しやすい.摂取不足や吸収不全のほか,アルコール代謝ではB1が消費される.低血糖でもビタミンB1欠乏に注意する.

脚気(beriberi)ニューロパチー

 ビタミンB1欠乏による大径有髄線維の軸索変性が生じる.高拍出量性心不全を併発し,浮腫をきたしやすい.

Wernicke(ウェ

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