適応
〈適応菌種〉本剤に感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア・レットゲリ,インフルエンザ菌 〈適応症〉敗血症,深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,骨髄炎,関節炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),腹膜炎,胆嚢炎,胆管炎,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮傍結合織炎,化膿性髄膜炎,中耳炎,副鼻腔炎 注意扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,中耳炎,副鼻腔炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること
用法
1日0.5~2g 分2~4 筋注・静注(増減) 〔敗血症〕1日4gまで増量可 小児1日40~80mg/kg 分3~4 静注(増減) 〔敗血症,化膿性髄膜炎等の重症・難治性感染症〕1日160mg/kgまで増量可 ►静注には,注射用水,生食液,ブドウ糖液に溶解 ►成人の場合,1回0.25~2gをブドウ糖液,電解質液,アミノ酸製剤等の補液に加えて,30分~2時間で点滴静注可 ►小児には前記量を考慮し,補液に加えて,30分~1時間で点滴静注可 ►キットは連結容器を介し添付の生食液又は5%ブドウ糖液に溶解し点滴静注 ►バッグはそれぞれ添付の生食液又は5%ブドウ糖液側を手で圧し,隔壁を開通させ溶解後,30分~2時間で点滴静注 ►筋注には添付溶解液3mLに溶解 注意筋組織・神経等への影響を避けるため,静脈内注射が困難場合にのみ必要最小限に実施
禁忌
1)過敏症
2)〔バッグG〕低張性脱水症
3)筋小児等
4)筋過敏症(