【疾患概念】
Schmorl結節は,1928年にSchmorlによって最初に報告された.椎間板組織が,椎体終板を越えて椎体内へ陥入した状態を指す.
【頻度】
X線,CT,MRIなどの画像検査において偶然発見される症例がほとんどである.発生頻度は報告により差があり,MRIでは16~38%,剖検例では76%との報告がある.
【臨床症状】
多くは無症状である.一方,大規模疫学調査では,腰痛がある症例のほうがない症例と比較すると,Schmorl結節の発生頻度が高いとの報
Schmorl結節は,1928年にSchmorlによって最初に報告された.椎間板組織が,椎体終板を越えて椎体内へ陥入した状態を指す.
X線,CT,MRIなどの画像検査において偶然発見される症例がほとんどである.発生頻度は報告により差があり,MRIでは16~38%,剖検例では76%との報告がある.
多くは無症状である.一方,大規模疫学調査では,腰痛がある症例のほうがない症例と比較すると,Schmorl結節の発生頻度が高いとの報
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