診療支援
治療

Schmorl結節
Schmorl node (nodule)
吉本 三徳
(札幌医科大学 准教授)

【疾患概念】

 Schmorl結節は,1928年にSchmorlによって最初に報告された.椎間板組織が,椎体終板を越えて椎体内へ陥入した状態を指す.

【頻度】

 X線,CT,MRIなどの画像検査において偶然発見される症例がほとんどである.発生頻度は報告により差があり,MRIでは16~38%,剖検例では76%との報告がある.

【臨床症状】

 多くは無症状である.一方,大規模疫学調査では,腰痛がある症例のほうがない症例と比較すると,Schmorl結節の発生頻度が高いとの報

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