◆疾患概念
【定義】
強直間代発作は継続的に筋が収縮する強直相に続いて筋収縮と弛緩を交互に繰り返す間代相が起こるものである.全身性の強直間代発作は全般性強直間代発作generalized tonic-clonic seizure(GTCS),または,全般性強直間代けいれんgeneralized tonic-clonic convulsion(GTC)とよぶ.なお,局在関連性てんかんの発作(部分発作)が進展してGTCとなった場合は,部分起始性全般化けいれんpartial-onset generalized tonic-clonic convulsion(pGTC)とよんで区別することがある.
【病態】
強直間代発作は,はじめに大脳の神経が連続して興奮している時期(強直相)があり,それが進展して抑制性の神経活動が生じてくるようになると神経の興奮性活動(筋収縮)と抑制性活動(筋弛緩)が交互に出現する
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/バルプロ酸ナトリウム《セレニカ デパケン》
- 治療薬マニュアル2024/フェノバルビタール《フェノバール》
- 治療薬マニュアル2024/クロバザム《マイスタン》
- 治療薬マニュアル2024/ラモトリギン《ラミクタール》
- 治療薬マニュアル2024/レベチラセタム《イーケプラ》
- 治療薬マニュアル2024/ゾニサミド《エクセグラン》
- 治療薬マニュアル2024/フェニトイン《アレビアチン ヒダントール》
- 治療薬マニュアル2024/カルバマゼピン《テグレトール》
- 治療薬マニュアル2024/トピラマート《トピナ》
- 治療薬マニュアル2024/ジアゼパム《ダイアップ》
- 治療薬マニュアル2024/フェノバルビタールナトリウム《ルピアール ワコビタール》
- 治療薬マニュアル2024/ジアゼパム《セルシン ホリゾン》
- 治療薬マニュアル2024/フェノバルビタールナトリウム《ノーベルバール》
- 治療薬マニュアル2024/ホスフェニトインナトリウム水和物《ホストイン》
- 治療薬マニュアル2024/ミダゾラム《ミダフレッサ》
- 今日の治療指針2024年版/小児のてんかん
- 今日の診断指針 第8版/てんかん
- 今日の精神疾患治療指針 第2版/ミオクロニー発作
- 今日の精神疾患治療指針 第2版/単純部分発作
- 今日の小児治療指針 第17版/てんかん(一般的治療指針)
- 今日の小児治療指針 第17版/てんかん症候群