診療支援
治療

Gaucher病
Gaucher disease
井田博幸
(東京慈恵会医科大学小児科学・教授)

●病態

・酸性β-グルコシダーゼ活性が低下するため,その基質であるグルコセレブロシドが主として肝臓,脾臓,骨髄のマクロファージに蓄積する.

・肝脾腫,病的骨折・骨痛,貧血,出血傾向などを主症状とする.

・検査所見としては貧血,血小板減少,アンジオテンシン変換酵素の上昇,骨髄中のGaucher(ゴーシェ)細胞を特徴とする.

・神経症状の有無と重症度によりⅠ型(慢性非神経型),Ⅱ型(急性神経型),Ⅲ型(亜急性神経型)に分類されている.

●治療方針

 Gaucher病に対して現

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