●病態
・DSM-5では,DSM-Ⅳでの身体表現性障害の要件であった「身体医学的に説明できない身体症状」の判断には信頼性が乏しいという理由により,新たに「身体症状症および関連症群(somatic symptom and related disorders)」という用語が採用された.そして,この下位に「身体症状症」「病気不安症」「変換症」「他の医学的疾患に影響する心理的要因」「作為症/虚偽性障害(factitious disorder)」「他の特定される身体症状症および関連症」「特定不能の身体症状症および関連症」が位置づけられた.
・明確な身体所見や客観的な検査上の異常や診察上の異常所見がないにもかかわらず,身体関連の執拗な訴えがある疾患群を総称している症候群である.
・作為症(詐病)と身体症状症との違いは,作為症は意図的に作り出されたりねつ造されたりしたものであるという点にある.精神病理は「とら
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/加味帰脾湯
- 治療薬マニュアル2024/甘麦大棗湯
- 治療薬マニュアル2024/柴胡加竜骨牡蛎湯
- 治療薬マニュアル2024/トフィソパム《グランダキシン》
- 治療薬マニュアル2024/アリピプラゾール《エビリファイ》
- 治療薬マニュアル2024/スルピリド《ドグマチール》
- 治療薬マニュアル2024/フルボキサミンマレイン酸塩《デプロメール ルボックス》
- 今日の治療指針2024年版/小児の自閉スペクトラム症(アスペルガー障害を含む)
- 今日の診断指針 第8版/うつ病
- 今日の診断指針 第8版/パニック症
- 今日の診断指針 第8版/身体症状症
- 今日の精神疾患治療指針 第2版/軽症うつ病あるいはメランコリー親和型うつ病