災害共済給付制度とは,独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)と学校の設置者との契約(災害共済給付契約)により,学校の管理下における児童生徒などの災害(負傷,疾病,障害または死亡)に対して災害共済給付(医療費,障害見舞金又は死亡見舞金の支給)を行うものであり,その運営に要する経費を国,学校の設置者及び保護者(同意確認後)の三者で負担する互助共済制度である.
学校の管理下における災害は,いわゆる「不慮の事故」が多く,必ずしも学校側に責任があるとはいえないが,本制度では学校の責任の有無にかかわらず給付の対象とすること,低い掛金で厚い給付が受けられることなどにより学校事故を救済し,学校教育の円滑な実施に資することとしている.2018年度には,全国の学校などで児童生徒等総数の約95%にあたる約1,660万人が加入している(加入は任意).
またJSCでは,災害共済給付の実施によって得られる災