適応
1片頭痛
2注群発頭痛
注意
1)国際頭痛学会による基準により「前兆のない片頭痛」「前兆のある片頭痛」,群発頭痛との確定診断が行われた場合にのみ投与.特に以下のような患者は,クモ膜下出血等の脳血管障害や他の原因による頭痛の可能性があるため,投与前に問診,診察,検査を十分に行い,頭痛の原因を確認してから投与
a)今までに片頭痛又は群発頭痛と診断が確立したことがない
b)診断されたことはあるが,片頭痛又は群発頭痛に通常見られる症状や経過とは異なった頭痛及び随伴症状
2)家族性片麻痺性片頭痛,孤発性片麻痺性片頭痛,脳底型片頭痛或いは眼筋麻痺性片頭痛には投与しない
用法
注1回3mg 皮下注(増減) ►1回3mg,1日6mgを超えない 11回の頭痛発作において,初回投与で頭痛が軽減した場合には,24時間以内に起こった次の発作に対して追加投与可能だが,2回の投与間隔は少なくとも1時間あける 21日2回の発作に投与可能だが,2回の投与間隔は少なくとも1時間あける 内11回50mgを片頭痛の頭痛発現時 ►効果不十分な場合には,追加投与可→前回投与から2時間以上あける ►50mgで効果不十分であった場合には,次回片頭痛発現時から100mg可 ►1日の総投与量200mg以内 点鼻11回20mg 片頭痛の頭痛発現時に鼻腔内投与 ►効果不十分には追加投与可→前回投与から2時間以上あける ►1日の総投与量40mg以内 注意
①頭痛発現時にのみ使用し予防的に使用しない
②本剤投与により全く効果が認められない場合には,その発作に対して追加投与をしない.再検査の上,頭痛の原因を確認
③注皮下注射のみに使用し静注はしない(血管攣縮の可能性)
④スマトリプタン製剤を組み合わせて使用する場合には少なくとも以下の間隔をあける
a)注投与後に錠点鼻を追加する場合には1時間以上
b)錠投与後に注点鼻を追加する場合には2時間以上
c)点鼻投与