適応
1狭心症,その他の虚血性心疾患(心筋梗塞を除く)
2以下疾患における尿蛋白減少:腎機能障害軽度~中等度のIgA腎症
注意〔腎機能障害軽度~中等度のIgA腎症における尿蛋白減少〕
1)腎機能障害が軽度~中等度(Ccr50mL/min以上)のIgA腎症における尿蛋白減少の目的にのみ使用
2)適切な病型診断(腎生検或いは血尿,尿蛋白,腎機能等多面的な検査に基づく臨床診断)のもとで開始し,経過を見ながら開始後6ヵ月を目標として,尿蛋白・腎機能等を定期的に検査し以後の継続可否を検討.病態の急速な進展がみられる場合には中止又は他の療法を考慮等処置.尿蛋白減少が認められ,投薬継続が必要な場合は,以後定期的に尿蛋白・腎機能等を測定しながら投薬
用法
11回50mg 1日3回(増減) 21回100mg 1日3回(増減)
注意
〈適用上〉粉砕×
患者背景
〈肝〉重篤な肝機能障害(副作用として一過性のALT上昇が報告されている為,肝機能障害を悪化)
〈妊婦〉非推奨 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止〔動物(静脈内投与)で乳汁中移行する報告〕 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉減量等注意
副作用
〈その他〉
1)精神神経(頭痛,頭重感,めまい,ふらつき,不眠,いらいら感,眠気)
2)循環器(動悸,頻脈,熱感,顔面紅潮感,胸部圧迫感,胸部違和感,起立性低血圧)
3)消化器(悪心・嘔吐,便秘,腹痛,下痢,軟便,食欲不振,口渇)
4)過敏症(発疹,瘙痒感,紅斑)
5)肝臓(一過性のALT上昇)
6)血液(白血球増多)
7)感覚器(苦味感)
8)その他(易疲労感,喉頭部息づまり感,発汗,手指の張る感じ,肩こり)
動態
(50mg2錠・100mg1錠単回) Cmax:69.200±4.727・71.400±7.679ng/mL Tmax:0.934±0.066・0.868±0.081時間 T1/2:1.538±0.005・1.472±0.052