適応
錠粘液水腫,クレチン病,甲状腺機能低下症(原発性及び下垂体性),甲状腺腫 散乳幼児甲状腺機能低下症 注
1粘液水腫性昏睡
2甲状腺機能低下症(ただし,レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が適さない場合に限る)
注意注2甲状腺機能低下症は以下のいずれかに該当する患者を対象とする
1)吸収不良・経口投与困難等により,レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が奏効しない
2)胸腹水・心嚢水等がみられ,早急な改善が必要な場合
用法
錠1日1回25~400μg 開始量:1日1回25~100μg 維持量:1日1回100~400μg 散乳幼児:1日1回10μg/kg 未熟児:1日1回5μg/kgから開始し,8日目から1日1回10μg/kg ►いずれも年齢,症状により増減 注11日目は50~400μgを緩徐に静脈内投与,2日目以降は1日1回50~100μgを緩徐に静脈内投与(増減) 225μgから投与を開始し,50~150μgを維持用量として,1日1回,緩徐に静脈内投与(増減) 注意注12
①本剤1管(1mL)を日局生理食塩液100mLで希釈して投与
②経口投与による治療が可能となった場合には,できるだけ速やかに経口製剤に切り替える
1治療開始時の用量は,患者の年齢,合併症,症状等により個別に決定する.通常用量を超える投与が必要な場合は,狭心症等の心疾患の発現リスクが高まるおそれもあることから,患者の状態を観察しながら慎重に.500μgを超えたレボチロキシンナトリウムの静脈内投与に関する報告は少ない 2本剤による治療開始時に,甲状腺ホルモン製剤による治療を受けていない場合は,甲状腺ホルモンに対する感受性が増大している可能性があるので,25μgから投与を開始.その際,患者の年齢,合併症等を踏まえて,25μgより低用量からの投与も考慮.また,患者の状態を観察しながら,徐々に増量する.なお,T4は半減期