適応
1下記におけるCMV感染症
a)後天性免疫不全症候群(エイズ)
b)臓器移植(造血幹細胞移植も含む)
c)悪性腫瘍
2臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるCMV感染症の発症抑制
3DS症候性先天性CMV感染症
注意消化管障害等が合併した患者に本剤を投与する際には,吸収が低下するおそれがあるため,本剤の使用の適否については十分検討 1
1)本剤の投与による重篤な副作用が報告されているので,CMV感染が確認された患者において,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与
2)後天性免疫不全症候群患者においては,Hb濃度8g/dL未満の患者における本剤投与の有効性及び安全性に関する情報は得られていないことから,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与
2重篤な副作用が報告されているので,発症リスクの高い患者(CMV抗体ドナー陽性かつレシピエント陰性等)において治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与 3神経学的後遺症リスクの高い中枢神経病変(難聴や網脈絡膜炎を含む)や治療が必要な臨床検査値異常等を有する患者にのみ投与
用法
1初期1回900mg 1日2回,食後 維持1回900mg 1日1回,食後 21回900mg 1日1回,食後 小児には次式により算出した投与量を1日1回,食後に投与:投与量(mg)=7×体表面積(m2)×推定糸球体ろ過量(mL/min/1.73m2).ただし,1日用量が900mgを超えないよう,推定糸球体ろ過量が150より高値の場合には150を使用のこと 31回16mg/kg 1日2回(新生児及び乳児に対して) 注意
①投与中,好中球減少(500/mm3未満),血小板減少(25,000/mm3未満)又はHb減少(8g/dL未満)等,著しい骨髄抑制が認められた場合は,骨髄機能が回復するまで休薬.これより軽度の好中球減少(500~1,0