診療支援
薬剤

ペンタゾシン運転×
1149
pentazocine
ソセゴン Sosegon(丸石)
 :15・30mg/1mL/A

適応

1〔15mg〕各種癌,術後,心筋梗塞,胃・十二指腸潰瘍,腎・尿路結石,閉塞性動脈炎,胃・尿管・膀胱検査器具使用時における鎮痛

2麻酔前投薬及び麻酔補助

用法

11回15mg 筋注・皮下注 必要に応じ3~4時間毎に反復(増減) 230~60mg 筋注・皮下注・静注(増減)

本剤の依存性に基づく医療外使用の事例が報告されているので,保管管理に十分注意

禁忌

1)過敏症

2)頭部傷害又は頭蓋内圧上昇(頭蓋内圧上昇)

3)重篤な呼吸抑制状態及び全身状態が著しく悪化(呼吸抑制増強)

4)ナルメフェン塩酸塩水和物を投与中又は投与中止後1週間以内(オピオイド離脱症状の恐れ)

注意

〈基本〉

①外来の場合,十分な安静後,安全を確認し帰宅させる

➋眠気,めまい,ふらつき等→運転不可

③連用により薬物依存→慎重に.特に薬物依存の既往歴には注意

④皮下・筋肉内への連続注射により,注射部位に潰瘍等の障害

配合バルビツール酸系注射液と同じ注射筒で混ぜると沈殿生成

〈小児〉回避(未確立) 〈妊婦〉妊C有益のみ(未確立,分娩時投与で新生児に呼吸抑制,分娩前投与で新生児に禁断症状) 〈高齢〉低用量から開始,投与間隔を延長する等慎重に

相互

〈併用禁忌〉ナルメフェン塩酸塩水和物:離脱症状があらわれる恐れ.又,効果を減弱させるため必要量が多くなる恐れ.緊急の手術等によりやむを得ず本剤を投与する場合,患者毎に用量を漸増し,呼吸抑制等の中枢神経抑制症状を注意深く観察(μオピオイド受容体拮抗作用により,作用を競合的に阻害) 〈併用注意〉

1)モルヒネ製剤:作用増強→一方又は両方減量.本剤は高用量においてモルヒネに拮抗することあり→通常,併用回避(ペンタゾシンの作用は,脳内オピオイドレセプターの飽和濃度に左右される)

2)中枢性鎮痛剤(ブプレノルフィン,エプタゾシン等),ベンゾジアゼピン系誘導体・その他の鎮静剤(ジアゼパム,ニトラゼパム,メダゼパム等),

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