診療支援
薬剤

イグラチモド新様式H
3999
iguratimod
ケアラム Careram(エーザイ)
 :25mg
AGイグラチモド(25 あゆみ),イグラチモド(25 各社)

適応

関節リウマチ

用法

1回25mgを1日1回朝食後に4週間以上経口,それ以降,1回25mgを1日2回(朝夕食後)に増量 注意

①1日50mgから開始した場合,1日25mgの場合と比較して,AST・ALT増加の発現率が高→投与開始から4週間は1日25mg

②1日50mgを超えて投与禁

③効果は,通常,投与開始後16週までに発現→16週までは継続投与し,効果の確認が望ましい

④8mg/週を超えるメトトレキサートとの併用時や,メトトレキサート以外の抗リウマチ剤との併用時の有効性及び安全性は未確立→特に注意

!警告

‍ 海外の臨床試験で,1日125mg投与で致命的な転帰に至った汎血球減少症が認められている.緊急時に十分な措置が可能な医療施設において,本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使用

禁忌

1)妊婦・妊娠

2)重篤な肝障害

3)消化性潰瘍(副作用として消化性潰瘍,消化性潰瘍を更に悪化)

4)過敏症

5)ワルファリン投与中

注意

〈基本〉

①投与前に必ず肝機能検査.投与中は臨床症状を十分に観察とともに,投与開始後最初の2カ月は2週に1回,以降は1カ月に1回等定期的に肝機能検査

②投与前に必ず血液,腎機能等の検査.又,投与中は臨床症状を十分に観察とともに,投与開始後最初の2カ月は2週に1回,以降は1カ月に1回など定期的に血液,腎機能等の検査

③本剤並びに疾患の特性を考慮し十分に観察し漫然と投与を継続しない

患者背景

〈合併・既往〉

①消化性潰瘍の既往歴(再発)

②低体重:異常が認められた場合には中止等処置.単独投与試験では低体重(40kg未満)で副作用の発現率が高かった.MTX併用試験では,低体重の患者での使用経験はなく安全性未検討

③貧血,白血球減少症,血小板減少症,骨髄機能低下(血液障害を更に悪化)

〈腎〉腎障害(副作用の発現増加) 〈肝〉

①重篤な肝障害:禁忌(肝機能をさらに悪化)

②肝障害又はその既往歴

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