診療支援
薬剤

ゴリムマブ(遺伝子組換え)新様式EH
3999
golimumab(genetical recombination)
シンポニー Simponi(ヤンセン)
 皮下注:50mg/0.5mL/シリンジ・オートインジェクター

適応

1既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)

2中等症から重症の潰瘍性大腸炎の改善及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) 

注意1過去の治療において,少なくとも1剤の抗リウマチ薬(生物製剤を除く)等による適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与 2過去の治療で,他の薬物療法(5-アミノサリチル酸製剤,ステロイド,アザチオプリン等)等の適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合に投与

用法

1〔MTXを併用〕50mgを4週に1回,皮下注.尚,状態に応じて1回100mgを使用可 〔MTXを併用しない〕100mgを4週に1回,皮下注 2初回投与時に200mg,初回投与2週後に100mgを皮下注.初回投与6週目以降は100mgを4週に1回,皮下注 注意

1100mg投与は50mg投与に比較して,一部の重篤な副作用の発現頻度が高まる可能性があることを考慮

1本剤3~4回投与後に治療反応が得られない場合は,治療継続の可否も含め,治療計画を再考

1MTX併用下での100mg投与は,50mg投与に比べて関節の構造的損傷の進展防止効果が優ることが示唆→症状,関節の画像検査所見,臨床検査値等を勘案して関節の構造的損傷の進展が早いと考えられる場合に慎重に考慮

1本剤単独投与による有効性はMTX併用時に比べ低い→単独投与はMTXが使用できない場合等に考慮

1MTX併用で用いる場合,MTX製剤の添付文書についても熟読し,リスク・ベネフィットを判断した上で本剤を投与.

1本剤とアバタセプト(遺伝子組換え)の併用は行わない.海外で実施したプラセボを対照とした臨床試験において,抗TNF製剤とアバタセプト(遺伝子組換え)の併用療法を受けた患者では併用による効果の増強は示されておらず,感染症及び重篤な感染症の発現率が抗TNF製剤のみによ

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